外郎口上
大晦日なので、色々と忙しくブログを見て回る暇などないと踏んで
最後まで手抜きの更新です
「外郎売」 早口言葉と滑舌が良くなる台詞です
画像を左右反転して読んでください
(多分そんなことはしないであろうと・・・)
これは面白いかなと版木に書き始めたのですが
途中でやめる勇気もなく、書いていたら、あまりにも文字数が多くなり
それでも最後まで書いて、結局、彫るのをあきらめたものです。
①拙者親方と申すは・・・
「拙者、親方と申すは お立会いのうちにご存じのおかたもござりましょうが
で始まるのですが・・・・・この一枚で止めとけば、彫っていたかもしれません
②いや最前より家名の自慢ばかり・・・・
いやはや、2枚目になりますと、もう下書きすることなく
筆の進みの早いこと早い事・・・・ここで止めれば良いものを
ついつい
③三針針長にちょと縫うて・・・
3枚目に入ると、最初から間違いてしまい、後悔しても
もう遅いのです、修正なんかしないで、諦めるのも
人間らしいのですが・・・あと少しあと少しと思ううと
書き続けてしまいました
人間諦めが肝心です、今さら言ってもしょうがないのですが
④七つ起きして早天早々ござらぬ・・・
ついに版木2枚の両面に「外郎売」の口上を書くだけは書いてしまい。
こうして彫られることのない、幻の未完の版木がまた出来上がってしまったのです
ところどころに、書き損じが生じ、朱墨で消して、書き直しをする
聞くも涙語るも涙の版木が 埃を払っての登場です
年の瀬の大晦日に登場して良かったのかどうなのかは判りませんが
これで、この版木も成仏できることでしょう
もう年越し蕎麦は頂きましたか
それでは皆さま良いお年をお迎えください
これらのゴミ同然のものと、ともに年を越すことになりました
良い年があなただけの元に訪れますように
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