月落烏啼
以前に、オーブン陶印で作った篆刻のようなもの
「喜」
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「楓橋夜泊」 張継
月落烏啼霜満天 月落ち烏啼いて 霜 天に満つ
江楓漁火対愁眠 江楓 漁火 愁眠に対す
姑蘇城外寒山寺 姑蘇 城外 寒山寺
夜半鐘声到客船 夜半の鐘声 客船に到る
<訳>
月落ちて烏啼いて 霜は天地に満ちわたる
岸辺の紅葉は漁火に照らされ 旅愁で眠れぬ目に鮮やかだ
蘇州の城外にある寒山寺から
鐘声は船旅の枕元にも夜半を告げる
漢詩の冒頭の四文字をはんこにしてみました
(全部を彫るのは大変だから)
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月が落ちて啼いているのは烏だけではありません
aboo-kaiさん も きっと、そう言ってます。
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コメント
二番目の「秋」は「萬」みたい。
三番目の「風蕭々」の「風」は「屋」ではないの。
これ房州やさんの創作文字ではないのでしょうね。
みんなが読めないことをいいことに。
縄文杉の小枝印はいつ頃載せてくれますか。
ほらないしょで拾った小枝ですよ。
世界初の縄文杉の印。楽しみです。
投稿: aboo-kai | 2018年6月10日 (日) 19時47分
字や絵は雰囲気です
何となくそうだと思って読めば良いんです
縄文杉は近くにふれることも
傍に寄ることも出来ませんし
ましてや世界遺産地域内なので
葉っぱ一枚持ち出すことができません
房州やが買ったのはおそらく
「屋久杉」の定義には当てはまらない
良い木の匂いはしますが
ただの屋久島で育った杉ではないかと
思いますが、
お土産ですからそれでいいでしょう
細かな年輪ですが「印材」には向かないと思います
昨日からの雨がまだ降っています
投稿: 房州や | 2018年6月11日 (月) 06時16分
今、店に大徳寺の故立花大亀老師筆「流水寒山路」という軸が掛けて有ります。
これには対句の続きが有り「深雲古寺鐘」という物です。
まさに、「楓橋夜泊」の漢詩の世界です。
お茶の世界では、季節を大切にしますが、クーラーの無い時代、道具の銘や軸の文字で涼しさを演出します。
真夏に「ツララ」の掛け花入れを使い、「流水」「涼風」などの字句で想像の中で涼みます。
投稿: 閑爺 | 2018年6月11日 (月) 09時45分
流水寒山路
深雲古寺鐘
坊さんが言っているのであれば
深い禅の言葉なのでしょうか
川の流れに沿って
せせらぎの音を聞きながら
寂しい山道を歩いていると
深い雲の向こうから
古いお寺から鐘の音が聞こえてくる
いかにも深山幽谷を描いた
墨絵の世界のようですが
「流水」「涼風」より
「流水麺」「涼風扇風機」
修行が足りぬ 喝!
投稿: 房州や | 2018年6月11日 (月) 13時15分