木口版文
前回は小枝印の素を見て頂いたので、木口ついでに
少し大きめの木口で、こんなものを
板に絵や文字を彫ってしまうとそれだけで満足し
摺るのが面倒になってきます
そんなことはありませんか
顔をあげてゐられないほどの埃だった
・・・・
朝、まだ明けきらない東の空、
眺めてゐるうちにいつとはなく明るくなって
今日のお天道様が・・・・・・・・・・・
物そのものを味ふ、貧しさに徹する
愚かさに徹する、持って生まれた性情を尽す
木の葉の散るやうに
風の吹くやうに
縁があればとゞまり・・・・・・
山頭火の文章を抜粋して彫ってみましたが、
摺るのが面倒でまだこんな状態です
内容は、どう考えてもお正月用ではありませんね
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賀状用にとこんな古典的な馬の絵を彫ってみました
サイズは12×12mmなのでハガキの隅っこにでも捺せば
なんとか恰好がつくかもしれません
No.0982
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コメント
彫ったら押してみたくなるのがフツーでしょう?
房州やさんは彫りっぱなし。
名人てのは変わっている人が多いのです。
これは原寸大くらいかな。直径10㎝。
ま、次の投稿では摺ったの見せてくれるでしょう。
明日は雨の予報。テニスするならきょうですよ。
投稿: あぼかい | 2013年12月17日 (火) 08時46分
またまた凄いですね~!
字が反対で読みにくい!
何の木なんでしょうか?太い枝?あるいは細い幹?良く切れる彫刻刀なんでしょうね~
まあ腕が良いのでしょうが・・・
明日雪が降るんでしょうか?
しぶとい銀杏の葉は、まだ未練たらしく枝にくっついています。
「あの最後の葉が散る時が、私の命が終わる時」なんて話が有りましたね~(そこしか覚えて無いけど、どんな話だったかな~?)
投稿: 閑おじ | 2013年12月17日 (火) 13時53分
彫ったら、すぐに刷りたいです。
近視眼的に彫ってて、ふと、遠目になったら、
取り返しのつかない大きな間違いを見つけてめげちゃって。
あれ?
とっても個人的なことを思い出してしまった。
いや、何はともあれ刷りたい! っです。
しかし、房州やさん、彫り跡まできれい……。
投稿: ラピ | 2013年12月17日 (火) 15時42分
彫るのは面白いのですが
捺すのは結構面倒なのです
墨を摺る→刷毛やバレンや糊やエトセトラを準備する
→回りを汚さぬようにゴシゴシやって摺る→手が汚れる
終わったら色んなものを全部洗う
と
これを考えたらもう嫌になってしまいます
あぼうかいさんもきっと嫌になると思います
投稿: 房州や | 2013年12月17日 (火) 23時18分
最後は桜の枝を輪切りなのですが
他のは何でしょうか
知人から切った枝を30cm位頂き
乾燥させて、割れた部分を除き2cm位の
幅に切ったものの一部です
(ちゃんとしたものが数枚取れました)
彫刻刀は「道刃物」からの貰い物です
(東急ハンズ等で売っているごく一般的なものです)
そういえば、昨日は誕生日でしたね
おめでとうございます
(目出度いかどうかは自分で決めてください)
明日の東京は雪でしょうか?
楽しみですね
投稿: 房州や | 2013年12月17日 (火) 23時24分
>大きな間違いを見つけてめげちゃって
逆に彫ったつもりがそうでなかったり
残さなきゃいけないところを取っていたり
沢山失敗はありますが
それも愛嬌です作品の味です
気にしないことです
投稿: 房州や | 2013年12月17日 (火) 23時27分
木口版文。
捺すのはそんなに面倒なのですか。
平澤一平というイラストレーターは「版木イラスト」
という手法で作品つくっています。
版木にイラストを彫り、色をつけて作品にしています。
これなら摺る面倒はありませんよ。
平澤一平で検索できます。
投稿: あぼかい | 2013年12月18日 (水) 12時50分
確かに彫ってしまうとひと段落ですねぇ。
昔元気があったときは年賀状5色刷とかをやってました。
版画は刷りがむつかしいし一番疲れます。
大体20枚目くらいから絵の具が版木になじんで
具合よくなってくるんだけど……
そこに行くまでに疲れるんですよねぇ
巴水の版画なんか見ると刷りが素晴らしい.
もっともあれは摺師がやってるんだろうけど……
投稿: 章魚庵 | 2013年12月18日 (水) 14時19分
>「版木イラスト」
早速検索してみました
確かにする手間は省け
独特の雰囲気のある
面白いイラストです
房州やの場合は
逆文字を彫っているので
色をつけてパソコンに取り込んで
左右を逆にする作業が必要なようですね
なので、しばらくは眠っているでしょう
それにしても
色んな人と友達なんですね
投稿: 房州や | 2013年12月18日 (水) 22時59分
千葉美術館に行きましたか?
版木を水につけて湿らせてから
墨に糊を少しだけ混ぜて
小さな刷毛で墨を板において
均等に広げ、紙を乗せ
(紙は霧吹きで軽く湿らせて半乾き状態)
バレンでごしごしやるのですが
おっしゃる通り、かすんだり滲んだりで
なかなかうまくいきません
年賀状も何度も失敗しています
枚数が多いとだんだん嫌になってきます
等と言い訳を色々しています
投稿: 房州や | 2013年12月18日 (水) 23時05分
きょうは朝から冷たい雨です。こんな日
房州やさんはテニスもお休み、ツーリングも中止。
小枝や竹の根掘りも,この雨では中止。
あまり気の進まない木口版文の摺を始める
ことにしました。その前にトイレに行って
用を済ませ、熱いコヒーを飲みながら
摺の手順を考えていたら、そうだ都知事の
辞任のニュースを見ようとテレビをつける。
なんです、ぎょうざの王将の社長が
撃たれて亡くなった! つい先日江戸に
行った時にこの店でラーメンと餃子食べた
ばっかり。あれは美味かったなぁ。
そうだ、お昼はインスタントらーめんに
しようかなぁ、なんて考えていたら眠く
なってきた。ちょいと朝寝にしよう・・・
きょうも木口版文は摺れませんね、房州やさん。
投稿: あぼかい | 2013年12月19日 (木) 19時05分
そうです
今日も木口版画は摺れません
馬の印は彫ったが
年賀状はまだだし
寒いのに集まりはあるし
どこかの知事は辞めるし
どこかの社長が殺されるし
テレビから目が離せない忙しい毎日です
おまけに
印譜の和綴じをしなきゃと思ってたら
パソコンに未取り込みの印影が沢山あり
毎年のことながら
確実に中途半端な年末になりそうです
あぼうかいさんはどうですか
投稿: 房州や | 2013年12月19日 (木) 20時15分
木口版画を彫るのは無理ですが、摺るのは
なんとか出来そうです。
摺専門の弟子はいりませんか。カソ村から
ママチャリで通いますが。弁当は持参します。
お八つだけ出してくれれば結構です。
追分団子がいいなんて贅沢はいいません。
せんべいの2〜3枚もあれば十分です。
土、日はお休みさせてください。
もしよろしかったら新年早々からでも通いますが。
投稿: あぼかい | 2013年12月20日 (金) 18時09分
>新年早々からでも通いますが
来年のことを言えば
鬼が笑いますよ
うちには鬼みたいな陶印が
並んでますから
笑い出したらうるさくて眠れなくなります
明日も寒くなるそうですが
雨の心配がなさそうなので
午前中はテニスです
投稿: 房州や | 2013年12月20日 (金) 23時12分