小枝印材
プロは、小枝は5年位乾燥させてから使うのだそうです
(台東区千束の印章屋さん曰く)
なるべくきめが細かくて固い木を選んだ方が彫りやすく
綺麗に仕上がるそうです
私はそんなに待てません、それでも最低1年位は乾燥させてから
印材等にしています
最初は小枝をままで乾燥させ、その後
↑ 小枝を5cm程度にノコギリで切った状態で乾燥を進めます
一年くらいたって思い出したら
↑ サンドペーパーで片面or両面をほぼ真平らに
磨きます
↑ その後、文字や絵を描いて
彫刻刀で彫れば、小枝印が出来上がります
(↑この山頭火の句を彫った印は
ご覧いただいたものが含まれています)
先日も里山散歩で、剪定されていたもみじの枝・椿の枝・銀杏の枝を
不要だと言われるので少しだけ貰ってきました
取り敢えず10cm強の長さに切って乾燥中です
知人から頂いた百日紅の枝も乾燥中です
散歩途中で枯れた竹の根を見つけ、これはこっそり頂いてきました
これから1年どんな状態になるのか楽しみです
何の脈絡もありませんが、年末も近いのでこんなものをご覧ください
午年一回り前の年賀状の木口版画
12年前の年賀状にはこんな版画を使いました
午とは関係ありませんが
まだ元気だったので、一枚一枚摺っていました
われをしみじみ 風が出て来て 考へさせる 山頭火句
(午の印は消しゴム)
不動明王さん考えるの図
No.0981
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コメント
房州屋さんは山へ小枝を切りに行きました。
切った小枝は庭に作った窯で炭をに焼きました。
炭は七輪に並べて火をおこし、陶印を焼きました。
やっぱり自分で焼いた炭を使うといい陶印ができ
るな、と房州やさんは満足しましたとさ。
ということで、陶印を焼く炭も自分で焼く気には
まだなりませんか。
投稿: あぼかい | 2013年12月13日 (金) 13時32分
房州やさんは
大金持ちの「あぼうかいさん」に頼みました
カソ村から南の土地を
全部買ってくれないか
そうすれば、
そこにある木で炭を作りましょう
北の境界には塀を作ってくれませんか
そうすれば、
そこで牛を買いましょう
あぼうかいさんには牛の世話をお願いしますよ
あぼうかいさんはすぐにOKしてくれました
そうですよね
「炭」と「七輪」は買うに限る
投稿: 房州や | 2013年12月13日 (金) 20時02分
ほんに、いろいろ!
培ってきたものがあってこその遊び印。
人生の大先輩であろう房州やさん。
唸るしかないです。
お遍路に始まり、驚かされることばかり。
(処し方、素晴らしすぎて)
寡黙になりそう、篆刻を再開?
悩むなら手を動かせっ……でしょうか。
投稿: ラピ | 2013年12月14日 (土) 06時52分
>驚かされることばかり
こんなバカなことばかりやって
やりたいなーと思ったことで
出来そうだなーと思ったことは
財政的負担が少なければ
なるべくやってみようと思いますが
世の中そうは上手くいかないものです
>篆刻を再開
そう、宣言してしまうのも手です
近日中の発表を楽しみにしています
わたしはお遊びのはんこ彫りで充分です
投稿: 房州や | 2013年12月14日 (土) 13時55分
>プロは、小枝は5年位乾燥させてから使うのだそうです
って、まるで房州やさんがプロではないみたい。
プロですよ。
ここだけの話だけど、台東区千束の伊東印房のおばさん
より、房州やさんの方がはるかに上手い。
ここだけの話ですよ。
投稿: あぼかい | 2013年12月14日 (土) 19時13分
>台東区千束の・・・
Mutsuko Ito をご存知ですか?
いい印床といい刃を持ってますよ
素人はあんな立派なものは持てません
あれだけの道具と5年かけて乾燥させる
余裕がないとプロになれません、でも
どこかに木を切りに行ってるらしいですよ
私は拾ったり貰ったりしますが
今日はよく乾燥した百日紅の小枝を
拾ってきました(Φ1cm~1.5cm)
江戸じゃこんなことは出来ますまい
投稿: 房州や | 2013年12月14日 (土) 21時01分
>台東区千束のおばさんは
いい印床といい刃を持ってますよ。
いい印床といい刃を持っていても、いい
腕がなけりゃいけませんって言いたいのでしょうね。
>よく乾燥した百日紅の小枝を拾ってきました。
江戸じゃこんなことは出来ますまい。
それが出来るのです。神宮外苑に剪定した
木の枝を捨てる場所があって、運がよけりゃ
いろいろな枝が拾えます。ここでは
どんぐりも拾えます。その時は連絡しなす。
でもわざわざ江戸まで来なくても、牛を
放牧してあるあの場所に行けば木の枝など
いくらでも手に入りますからね。
まだ年賀状のデザインも出来てない。困りました。
投稿: あぼかい | 2013年12月16日 (月) 18時35分
弘法は筆を選ぶのです
筆ペン名人の山豚火さんが「ぺんてる筆ペン太字」に拘るようにです
プロは納得のいく仕事をするために
材料にも道具にもこだわるのです
その点、お遊びの房州やは材料にも道具にも
拘りはありません
使いやすけりゃお値段が安けりゃそれでいいのです
只であればもっと良いのです
>まだ年賀状のデザインも出来てない
じっくり考えて、さっさと片付けましょう
今年もまだ2週間近く残ってますから
昨日は天気も良く風もなかったので
七輪陶印をやってみました
近日公開出来るようでしたら、その時に
投稿: 房州や | 2013年12月16日 (月) 20時21分
あのぉ・・チョー初心者な質問していいですか?
木の年輪って磨くと出てくるものなのですか? 小枝でも綺麗ですね。並べるとそれだけで素敵です。
昨日雪の峠を越えて飯山に行ってきました。
天気予報では長野は曇りだったのに、飯山はやっぱり雪でした。人形館前の可愛い雪だるまが出迎えてくれました。
投稿: mimi | 2013年12月17日 (火) 00時58分
>木の年輪って磨くと
切りっぱなしだとギザギザで見にくかった
面が見やすくなるだけだと思いますが
どうなんでしょうね
>飯山はやっぱり雪でした
連日雪の予報ですからね
関東地方にも明日の夜には
雪の予報が出てますが
残念ながら房州は雨の予報です
投稿: 房州や | 2013年12月17日 (火) 23時13分