印・道具・昔は③
ちょっと昔はこんなものが当たり前に使われていませんでしたか?
鉛筆を削るときは
肥後の守(刃物)それとも鉛筆削り器 どちらでしたか
私はもちろん(?)肥後の守派です
鉛筆を削るにも竹とんぼを作るにもみんなこれ一本でした
最近の子は鉛筆を削れないって本当ですか?
桐の箱(?)のように見えますが、鰹節削り器です(そうは見えないって
本人が言ってるのだから間違いはありません)
M猫さんちではこれで毎日鰹節を削ってたそうです
今じゃ便利なものがあるからねえ
見たこともない、そうですか、そうでしょうねー
「矢立て」 聞いたこともないでしょうねえーーーー
携帯用の筆ですね
日常こんなものを使う人は聞いたことはありません
でも、私は使っているんです、印面に絵や字を描くときに重宝してるんです
ご存じないですか?
豆炭あんか と ブタの蚊遣りです
その昔は湯たんぽだったのですが(今はまた流行っているそうですね)
いつのころからか覚えてはいませんが豆炭あんかには厄介になったもんです
夏は縁側でブタの蚊遣り(日本の夏、金鳥の夏ですか)
今回はこの辺で
追加記事(20日):壊れた矢立
(上からみた図です)、丸い部分が墨入れで
下の細い筒状の部分に筆が入ります
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コメント
これこれ! 削り節の道具。懐かしいです。


これが置いてあった近くに冷蔵庫があって、そのまた近くに古くからぶら下がってるものがありました。
ある日ふとその存在に気づいて何なのか母に尋ねると、「米穀通帳」でした。
そのまた近くに、私の幼稚園時代に使ってた上履き入れが掛かっていました。
豚色をしたその上履き入れは、「ブーフーウー」の絵柄でした。
投稿: 峰猫 | 2010年8月18日 (水) 12時07分
肥後の守はポケットに入ってましたね~
畑や山を駆け回ってたので必需品でした。
筆箱には四角い剃刀の刃の様なのが付いた
鉛筆削りをほぼ全員が持ってませんでした?
鰹節削りはなかったです。
近所の同級生の勝浦君ちは削り節工場でした。
いつもそこで買ってたので自分ちで削る必要が無かったのです。
投稿: 章魚庵 | 2010年8月18日 (水) 14時15分
房州やさんちは、小さな博物館ですね。

鉛筆削り器とかつお節けずりはウチにありました。
冷や奴を食べるときは、かりかりと削って
お豆腐にかけますと、削りたてのかつお節が
いい香りです。
矢立ては欲しいのですが、古いものは結構な
値段ですね。
丸い筒状のものはなんですか?
房州やさんちの蔵を探したら、まだまだお宝が
出てくるかもしれませんよ。
投稿: 山豚火 | 2010年8月18日 (水) 15時04分
鰹節を削らないと、おみおつけを作ってもらえませんでした。
うちでは「味噌汁」と言わず「おみおつけ」または
「おつけ」と言っていました。
あらら、そう言えば、うちの博物館、鰹節削り器がないわ。
ほかの物はあるんですよ。
ところでこれらの物はみな房州やさんちに
収蔵されているのですか?
投稿: ひろみママ | 2010年8月18日 (水) 16時34分
米穀通帳ですか
懐かしいですねえーー
多分、自主流通米が出るまでは
本来、米屋ではお米を買うのに
必要だったと思うのですが
実際には見せなくても買えたのです
もうひとつが豚色(?)のブーフーウーとは
なんという因縁なのでしょう
これこそ・・・・
ブー・フー・ウー
ブー・フー・ウー
三匹の子豚
ブウブウブウのぶつぶつや
フーフーフーのくたびれや
ウーウーウーのがんばりや
といった感じの歌ではありませんでしたか
投稿: 房州や | 2010年8月18日 (水) 18時55分
そうです
肥後の守は常にポケットに入れておくのが
男の子のたしなみというものでした
>四角い剃刀の刃の様
ありました、ありました
削り方にも結構個性がありました
私のは、つまらないことに
教科書に載せても良いくらいの
標準的なものでした。
勝浦君は今何をしているのでしょう
削り節屋を継いでいるのでしょうか
投稿: 房州や | 2010年8月18日 (水) 18時59分
矢立は蓋の壊れたのが2本あります
筆ペンが出回る前の一時期は
これを持って旅に出たものです
まるで時代劇みたいでしょう
>丸い筒状
これが本体で、この中に、
綿のようなものが入っており
この綿に墨をすった液を浸み込ませて
持ち歩くのです
投稿: 房州や | 2010年8月18日 (水) 19時04分
そうです、お母さんは偉い
働かないと食べられないのです
うちの味噌汁には具が多かったですね
ご飯沢山食べさせない作戦ではなかったかと
思います。
>収蔵されているのですか
地方の博物館で
見たときの記憶がほとんどで
文具は若干の手持ちがあります。
博物館大好きで、良く行きます
投稿: 房州や | 2010年8月18日 (水) 19時08分
だいぶ前ですが、上野の美術館の帰りに

不忍池に出たら古道具展をやってました。
古い矢立てを何本も並べた店があり、思ったより
安い値段がついておりましました。
デザインのいいのを1本と物色していましたら
知らないおじさんに肩をたたかれ、店から離れた
場所に連れていかれ、あの矢立ては新しい物を
古く見せたニセモノだから買わない方がいいですよ、
と言われました。それで買わなかったのですが、
今でもニセモノでも買っておけばよかったかなぁと
思っているのです。
投稿: 山豚火 | 2010年8月20日 (金) 07時00分
古道具市は、時間がかかって大変でしたでしょう
今となっては、勢いでもいいから
あの時に買っておけばと思うことはあります
でも、あの時買わなくて良かったと
思うこともあります
本物でも偽者でも勝ってよかったと思ったら
それでいいのでしょうね
その矢立、今頃誰の手に渡っているのやら
***壊れた矢立のはんこを追加しました***
投稿: 房州や | 2010年8月20日 (金) 07時32分
早速、壊れた矢立てを彫ってしまうとは
さすがに仕事の速い房州やさんです。
そう、これですよね。よく見かける矢立ては。
少し前、銀座の伊東屋で最近作のこんな矢立てを

結構な値段で売ってました。でも壊れていても
矢立ては江戸時代のものがいいです。
材質は真鍮みたいですが、なんでしょうね。
投稿: 山豚火 | 2010年8月20日 (金) 14時17分
>彫ってしまうとは
いいえ、ずいぶん昔に彫っていたものです
他にもいくつか彫ったと思うのですが
最初に見つけたので、これを載せました。
>矢立ては江戸時代
伊東屋にも鳩居堂にも同じ様なのが
置いてありますが、みんな高くて
とても買えません、
骨董市で探したりしますが、欲しいものは
なかなか見つかりません
「うぶげや」の篆刻刀を見ましたが
高くてとても素人にはもったいなくて
眺めるのが精一杯です
投稿: 房州や | 2010年8月20日 (金) 16時54分
どれもこれも懐かしさがいっぱいですが、特に矢立は胸キュンです。
俳句をたしなんでいた父が、いつも持ち歩いていました。
たぶん骨董が好きだったので、古道具屋さんでみつけてきたのでしょうね。
銀製だったので、閑なときには磨いてました。
その姿が懐かしいのです・・・
投稿: 森のどんぐり屋 | 2010年8月25日 (水) 16時16分
森のどんぐり屋さん
父上は俳句をたしなんでいたのですか
家にある矢立は
安っぽい壊れた真鍮のものが2本
ハンコの竹のものが1本あります
これでも本来の目的ではない
印面に絵や字を書くときに使われています
投稿: 房州や | 2010年8月27日 (金) 20時49分