« はんこで遍路④ | トップページ | はんこで遍路⑥ »

2009年8月14日 (金)

はんこで遍路⑤

第五回

歩き始めは、慣れなかった宿の予約も、だんだん慣れてきたころには 

029c_2  山道を何度も経験し、歩き方も

 慣れて、自分のペースで歩けるように

 なってきます、坂道では下を向くことなく

 前を上を見つめて歩いて行きます、あの角まで、あの石までと

 目標を作って歩けば、いつの間にか辛い坂道も終わってしまいます 

030c_2  久百々の民宿を出るときには、ぼんやりとした

 太陽が昇り、静かな海面に穏やかな光を投げて

 きらきら輝き始めるそんな時でした

 海岸にはテトラポッドが黒い影になっていました

031c  ちょうど田圃の稲がどんどん伸びているときだったので

 始めは水が見えて弱々しかった稲も緑も濃くなり

 束も太く育ち、風が吹くたびに風の道を教えてくれるように 

 なって、畦道を歩くのが楽しくなっていました

032c  野の仏が多く奉られており

 それらにご挨拶をするのがいつの間にか私の日課に

 なっていました

 海には小さな島が多く浮かんで、白い波が寄せて

033c  海の色は美しく、疲れた目を休ませてくれます

 海の向うは、亜米利加大陸です

 その遠い海を越えてやってきた波が

 今、あの島に打ち寄せているなんて、途方もない思いを

したりするのも、海がきれいなせいに違いありません

034c  どこまでもどこまでもどこまでも

 つづく道に思えることもあります

 こんな時、途中で立ち止まり、遍路の意味を

 考えたりすることもあります

035c こんもりと繁った木々の向うに塔が見えます

あの塔は目的の札所に違いありません

急に疲れた体に力が湧いてきます

こんな塔やへんろ標識に力づけられて、なんとなくなんとなく

歩き続けてしまいました

 

 

十日目:24最御崎寺→25津照寺   22km ○田旅館ここ宿に泊まりたくて

十一日目:26金剛頂寺→27神峰寺  36km 民宿

十二日目:  ただあるいて             27km  阪神の兄貴の来る魚の旨い民宿泊まり

                                       累計  343km

               残りは   1000km

 

日々の行動詳細は カテゴリー「旅のおまけ」をクリックして下さい

    途中まで入れてます 

 

「振り返る岬は青く越えてきた道」

「何話すでもなく遍路二人連れ」

「波音も太平洋を越え来たか」

 

size 15×15mm

我現在小冊子原稿作成進行中月末完成目標也

|

« はんこで遍路④ | トップページ | はんこで遍路⑥ »

遍路」カテゴリの記事

コメント

こんばんは

房州やさんの「はんこで遍路」を読んでいると
なんだか 人の一生(人生)を感じます。

時々 立ち止まって意味を考えたり

何かに 元気づけられて 歩き続けることが出来たり


それにしても お遍路さんは大変な距離を歩くんですね。

更新楽しみにしています。

投稿: まんぼう | 2009年8月14日 (金) 22時53分

footまんぼうさん

「考えることもありへんろ道」
です
殆どの真面目なお遍路さんは
何も考えずに一所懸命に
歩いているのだと思います
 
私は早く宿に着いて
冷たいビール等と不遜な
考えが頭に浮かんでいました

投稿: 房州や | 2009年8月15日 (土) 05時33分

遍路はとても大変だと思いますが、房州やさんのはんこと文章を見ていると、
「ぼくの夏休み・熟年編」みたいな清清しさを感じます。
房州やさんの感受性が若々しいからでしょう。(スリスリ)

投稿: 峰猫 | 2009年8月15日 (土) 15時38分

foot峰猫さん

そうです
真面目なお遍路さんには
申し訳ないのでが
夏休みの旅行そのものです
なにせ
願意もなく歩いていたのですから

>感受性が若々しいからでしょう

きっと
感受性が馬鹿いのでしょう

投稿: 房州や | 2009年8月15日 (土) 23時41分

感受性の若々しい房州やさん、こんにちは!
若々しいではなくって、「若い」んでしょ?

熟年?なんですか・・・。
熟年ならではの楽しみ方のお遍路旅ですね。
はんこがなんともステキ!
毎回、見てて思います。
15X15cmなんですよねぇ~。
どーして、彫れるんでしょう・・・・・。

投稿: にゃんこ | 2009年8月17日 (月) 07時59分

footにゃんこさん

若いより幼稚なんです
きっと

15×15mmより小さいと彫りにくいし
これ以上大きいと色んなものを
入れたくなるので
今はこれがちょうど良い大きさです

投稿: 房州や | 2009年8月17日 (月) 09時09分

最御崎寺を「ほつみさきじ」って読めないよな~ふつうは。

中学生の夏、このお寺に泊まったことあります。そのころはお寺がユースホステルをやってたような?

岬の外れまで長い長いガタガタ道をバスで行きお寺に登った記憶がかすかにあります。

投稿: 章魚庵 | 2009年8月18日 (火) 10時24分

foot章魚庵さん

>最御崎寺を「ほつみさきじ」って読めないよな
 
 読めないのがふつうの人
 読めるのは地元の人かお遍路さん

>お寺がユースホステル

 そうでしたか
 今は遍路センターという名になってます

御蔵洞(みくろど)の辺りから
南国の草の繁る山道を登りましたか?


道路は今でもそんなに整備されてはいませんが舗装はされています、当然、遊歩道なんか
整備されていない頃ですね
中岡慎太郎の像もなく
あるのは灯台ときれいな海
海は今でもきれいですよキット

投稿: 房州や | 2009年8月18日 (火) 12時09分

あれ?と思った訳です。
中岡慎太郎……見たような気がするがな~
調べてみたら昭和10年からあるそうです。

どっから登ったか?全く記憶にないのです。
次の朝灯台に登って朝日を見たことと、
バスで甲浦まで行きバス停の店で三矢サイダーを飲んだこと…
かすかな記憶です。

投稿: 章魚庵 | 2009年8月20日 (木) 11時49分

foot章魚庵さん

そんなに古かったのですか

側に木組みの展望台が出来ています

土佐では、町によって
坂本派と中岡派に分かれているように
感じましたが
どうなんでしょうかね

三矢サイダーですか
青っぽい瓶でしたか
王冠を抜くと泡がシュワシュワと
出てくるやつですね

投稿: 房州や | 2009年8月20日 (木) 18時57分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« はんこで遍路④ | トップページ | はんこで遍路⑥ »