« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »

2009年8月

2009年8月30日 (日)

はんこで遍路⑬

第13回

 <会うこと>

 107c  

 色んな出会いの中に遍路はいます 

 初めに見知らぬ人の親切に出会い、感激します

 いろいろなお接待に感謝します

108c  中には、お大師さんと出会い

 二人連れで山の遍路道を歩いたと

 感じたお遍路さんもいたことでしょう

 「南無大師遍照金剛・・・・・・・」

109c  札所札所のご本尊に会うことが楽しみでした

 大半は扉に閉ざされて、直接お会いすることが

 出来ませんでしたが、遠い暗闇の中のご本尊と

 お会いすることが出来ることもあります

110c  不動明王さん、千手観音さん、お地蔵さん

 大日如来さん、薬師如来さん 納め札を箱に納め

 正面から少し外れたところで、お話をさせて

 貰います 

111c  長いことお願い事をしている地元の

 熱心な方にお会いしてお話を聞くこともあります

 親切にもお寺を案内して頂く事もありました 

 へんろの仲間にも多く会いました、すれ違うだけのお遍路さん

112c  何度も何度も出会ったお遍路さん

 同じ宿で長いこと話をしたお遍路さん

 いろんな宿の女将さんともお会いしました

 こうして、無事に遍路を終えることが出来たのも

 いろんな出会いに支えられていたのかもしれないと

 今頃になって思っています

 

34日目:別格12延命寺                40Km

35日目:65三角寺→別格⑬仙龍寺別格⑭椿堂29Km

36日目:別格⑮箸蔵寺                 34Km

                       累計    1100Km

                    残り        240Km

 

そろそろ旅の終わりか、あと一週間で結願・満願の予定です

言葉遊びの二百余首もついでに一冊にまとめました

添削も捨てるも出来ず纏まらぬままですが、日々雑記ですから

これでいいでしょうと、慰めております

 

size  18×18mm

| | コメント (7)

2009年8月28日 (金)

はんこで遍路⑫

第12回

<出会うこと>

087c  優しそうな石の仏さんに出会ったりすると

 じっと見つめてしまいます

 長い年月の間に、顔や衣の襞は丸くなり

お顔までニコニコしているように見えてしまいます 

100c 101c 102c

お地蔵さんは

どこでもお見受けする

仏さんです

野原で会えば、軽く会釈してお顔を眺めます、村の石工が作った

と思われる、彫りの綺麗でない、お地蔵さんが特に好きです

みんな、真新しい涎掛けをしてもらいニコニコ顔で迎えてくれます

103c お地蔵さんだけでなく、石の仏さんも

 畑の片隅や大きな木の下、小川の岸辺に

 並んで立っています

そんな石仏さんにも、会釈をして通り過ぎるのが

104c 私のお遍路の約束事です

←これは丁石も兼ねているものです

 次の札所までの距離を教えてくれます

10丁ですから、約1100m歩けば、次の札所が

 待っています、もう少し頑張りましょう

105c

106c

 ニコニコ笑顔の野仏さんに

お会いすると、こちらまでも疲れを

忘れてニコニコ顔になってしまいます

小さな祠に納められた仏様もあります

地元の人に大事にされている様子がよくわかります

みんな新鮮な花が供えられ、綺麗に掃除されています 

089c

山門の両側には身の丈の何倍もありそうな

大きな草鞋がぶら下がっています、山門の

暗がりの中には仁王様がこちらを睨みつけています

 (↓原寸大)

089c  

  

090c

こんな小さなお堂の札所もあります

私はぐるっと見渡せるくらいのこじんまりとしたお寺が好きです

どんなお寺に行っても、お参りを済ませた後は

088c

なんとなくいい気分になります

そしてまた、へんろ道を歩き始めます

休んでいってくださいといっているような石仏の側で

座って休むこともあります、休んだり歩いたりまた休んだりしながら

お遍路は進んでいきます 

  

31日目:54延命寺→55南光坊          37Km

32日目:56泰山寺→57栄福寺→58仙遊寺→59国分寺

     →別格⑩興隆寺別格⑪生木地蔵   41Km

33日目:60横峰寺→61香園寺→62宝寿寺→63吉祥寺

                →64前神寺      30Km

                 累計         997Km

                 残り         340Km

 

size  15×15mm  18×18mm

| | コメント (8)

2009年8月26日 (水)

はんこで遍路⑪

 第11回

 <団体遍路>  093c  

 バスやタクシーによる団体のお遍路さんと

 よく一緒になります、←このような網代笠姿の

 先達さんに連れられて(納経の作法やら

お寺の案内をしたりする、遍路の達人です)

朱塗りの錫杖を持ち、網代笠を被って、真っ白な衣装に身を包み

先頭を歩いてきます 

094c  その後から、だいたいおしゃべりをしながら

 付いてくるのが、団体のお遍路さんです

 同じような格好をした年齢のバラバラな人たちが

 先達さんの指示に従って、手水で清め、灯明を立て、線香を供え

 をしているのを見るのは、ある面ほほえましくもあります

 真っ白な帽子に、白衣を着て

095c  白い頭陀袋を斜め掛けして

 白い脚絆を巻いて、金剛杖をついて

 マイクロバス等から下りてくる

 わりと高齢の方もよく見かけました

 096c  

 腰の曲がったお爺ちゃんとお婆ちゃんが

 仲良く助け合いながら石段を上っていきます

 ゆっくりゆっくり、本堂まで歩いてゆくのを

見ているのは、なんとなく心暖かく微笑ましいものです 

097c

 そして、このように

 長いこと願い事をしています

 いい光景だとは思いませんか

何度も何度も八十八箇所を巡っているのだと思います

きっとお大師さんも一緒に廻っているに違いありません 

 

097c (原寸大)

 

28日目:44大宝寺→45岩屋寺            34Km

29日目:46浄瑠璃寺→47八坂寺→別格9文殊院 31Km

30日目:48西林寺→49浄土寺→50繁多寺→51石手寺

     →52太山寺→53円明寺           35Km

                       累計     889Km

                     残り       450Km

2/3を歩きました

もうひと頑張りです

慌てずにゆっくりと歩きましょう

 

size   15×15mm

| | コメント (6)

2009年8月25日 (火)

メモ書き④

遍路は随分進みましたが

ちょっと安芸市のおとなり芸西村まで戻ります

琴が浜の野外劇場からの風景です

001_2  

  

  

  

  

  

  

海水健康プールがすぐ横にあり

何人かがゆったりと泳いでいました

黒い砂利の海岸です、黒砂青松といったところでしょうか

この方向は、今日の宿のある住吉港の方向です

板張りの上に座って靴を脱いで靴下を脱いで

ゆっくり休んでいた場所です

お竜さん姉妹の像があるすぐ側です

お昼を食べ、自販機で買ったお茶を飲みトイレに行き

お昼寝を楽しむ、おへんろにものんびりとした時間が

あってもいいでしょう

今日がそんな日です

(結構沢山あったかな)

| | コメント (6)

2009年8月24日 (月)

はんこで遍路⑩

 第10回

 <同行二人>  076c  

 歩いている人の何人かと話をします

 本当はすれ違うお遍路さん、同じ方向に進むお遍路さん

 みんなに話しかけたいのですが、なかなか上手くいきません

 話といっても、何を話すということではなく、お天気のことだったり

 宿のことだったり、何をお接待されたとか、あの温泉はよかったとか

 どこから来たのかとか、何日目ですかとか

 実にたわいのない話ばかりです

 何故か別格霊場では野宿へんろさんによく会いました

 行く先が一緒だったり、宿が一緒だったりすると、一緒に並んで

077c  歩きながら話をしたりします

 決して、個人的なことの話はしません

 いや、してはならないでしょう

 ましてや、何故遍路してるだとかは聞いてはならないと思っています

078c 079c 080c

 気が会えば、そのまま

 一緒に歩けばよいし

 そうでなければ

別々に歩き始めればよいのです

歩くペースを無理にあわせる必要はありません 

081c 082c 083c

 時には三人になったり

 一緒に休んでお弁当を

 食べたり、不足しているものを

融通しあったりすることもあります

気が合い仲良くなって、携帯番号やアドレスを交換することもあります

私にもそんな仲間が今回も出来ました

年賀状や暑中見舞いを交換したりする程度ですが

同じ苦労をしたという絆がどこかにあるように思います 

084c

 それでも、いつまでも一緒に歩いていけるわけでは

 ありません、区切り打ちの人もいれば、寄り道したい人も

 別格に行く人もあり、歩きたい道も様々です

 

084c又の再会を誓って、手を振りお別れをします

笠にもこう書いてあります

(原寸大)

「同行二人」

弘法大師と二人連れの意味なのですが

お遍路の友と二人連れでもあります

家族との二人連れでもあるのでしょう

 085c

 何組かのご夫婦でのお遍路にも会いました

 みなさんとても仲よさそうでした

 

 

25日目: 歩くだけ       21Km

26日目:別格⑦出石寺    34Km

27日目:別格⑧十夜ケ橋    24Km

          累計     789Km

       残り 約      550Km

 

size  15×15mm

| | コメント (6)

2009年8月22日 (土)

はんこで遍路⑨

第九回目 

<宿での楽しみ> 

 070c 

 暑い陽射しを浴びながら、歩いて

 ようやく着いた民宿の前です 

 「こんにちは~・・・・・こんにちは~・・・・・」

  「予約した ○○です、ちょっと早いですが、いいですか」

  「はぁ~い、どうぞ、  お疲れ様です、暑かったでしょう」

  「はい 暑かったですねぇ」

  「早く上がってください、お風呂はすぐ沸かしますから」

      (いつも一番風呂に感謝です)

   ・・・・

  冷たい麦茶を飲みながら、お風呂の沸くのを待ちます

  宿に着いての最初の一杯は・・

  これはたまりません

 071c          

 早めに沸かしてもらった お風呂に入って

 汗を流し、足や肩を揉み解し疲れをとり

 明日の歩きに備えます

    

072c  汗で濡れた衣類は毎日洗濯します

 靴下・下着・シャツ・白衣・タオル・パンツ

 上から下まで全部洗います

 殆どが全自動洗濯機なので楽なもんです

 時には2槽式に出会うこともあります 

 雨の時には、乾燥機を使ったり、部屋に干したりです

 利用料金を取る宿もあれば、無料の宿もあります

 ご家庭の洗濯機を使わせていただいたことも、洗濯をご接待いただいたことも

 ホテルの自家用洗濯機を使わせていただいたこともあります

 雨の降った日には乾かなくて、部屋に洗濯物を干して寝ることもあります 

073c202  洗濯が終われば、一日の遍路のけじめの

 ビールを一杯頂きます

 冷たいビールが喉を潤すとき、今日一日の

 遍路の無事を感謝します

 いつも早く宿に着いて(14~15時)いたので 

 夕食にはまだまだ時間があります、そんな時には

 心地よい風が入ってくる窓から外を見ていたり

 町の中に散歩に出かることもあります 

 夕食は食堂でみんなで食べます、今日の遍路での出来事や

 明日の遍路の話で盛り上がります 

 

 夕食後は部屋に戻り、明日の道を確認したり、テレビで天気予報を

 確認したりしてすごし、早めに寝ます

 何が宿の楽しみかって?      風呂上りの一杯のビール!

 不謹慎な遍路の楽しみでした

 

22日目:40観自在寺                25Km

23日目:別格⑥龍光院               39Km

24日目:41龍光寺→42仏木寺→43明石寺  25Km

                     累計     711Km

                   残り 約     630Km

 

 

「この塔にもあたたかな雨降る」

「今日も歩くだけの遍路する」

「海に浮かぶ島を越えてきた」

「空海さんも歩いたかこの道を」

 

 

size   15×15mm

 

 

| | コメント (6)

2009年8月20日 (木)

はんこで遍路⑧

第八回

<休憩> 

 休憩も遍路の日常に大切なものです

 疲れを取り、水を飲み、食事をし、のんびりとし大切な時間です

059c  コンビニで買ったおにぎりを食べたり

 お茶を飲んだりするのもこんな時です

 梅・おかか・鮭・高菜・たらこ等々色んなおにぎりを

 食べました、運動をしているので、どれを食べても美味しくいただけます

遍路にとって(私にとって)コンビニは大事なものです

買物をしたり、トイレを借りたり、休憩場所に使わせていただいたり

060c  時にはこうして、砂浜に横になって休憩し

 海を眺めていることもありました

 松に吹く風はとても気持ちよく、ついつい昼寝を

 してしまいそうになったことも何度もありました 061c 

 こうして、木の幹や、防波堤に寄りかかって

 休むこともあります、足を投げ出したり

 寝転がって足先を上げたりして疲れを取ります

062c  タオルで頭のてっぺんから噴出すような汗を

 拭き、顔を拭き、手を拭き、シャツを脱いで

 体を拭いたりします、タオルは絞ると音がするほど

 搾り出せます 

063c  へんろ道の所々に「遍路休憩所」が

 準備されています、陽射しの強い日や、雨の日には

 ここでゆっくり休んで、水分補給をしたり

 食事をしたりして休憩します 

064c  このように、海岸の木陰で海風を頬に

 受けながら、海をながめてゆっくり休むことも

 あります、やはり自然の中での休憩が

 一番休まります 

065c  例えば、こんな草原の上で、思い切り手足を伸ばして

 休むのは最高の贅沢です、この日は陽射しが強いようで

 笠を被っていますが、笠を取って、頭にも風をあてて

 草原にごろんとなりましょう 

068c  長時間休むと決めたときには、こうして、靴を脱ぎ

 靴下も脱いで、裸足になり、草を踏んでみたりします

 むれむれの足もこれですっきり、靴下も風の当たる

 ところで乾かしましょう 

069c  歩いて休んで歩いて休む

 この繰り返しがいつの間にか

 八十八の札所を巡り、別格二十霊場を巡ることに

なりました、きっと今日もこのようにして休んでいる人が

へんろ道のあちこちで見ることが出来るでしょう

最後まで歩いて結願することを祈っています

size  15×15mm

 

19日目:  歩くだけ             36Km

20日目:38金剛福寺            37Km

21日目:39延光寺             33Km

                  累計    622Km

              残り 約      720Km 

066c 067c_2    

 

size  12×24mm 

 

「蚯蚓干からびて乾いた道」

「陽盛りの句碑に濃き影ある」

「句碑を見つめ立っている一人」

「歩ける喜びの中を歩きつづける」

| | コメント (8)

2009年8月18日 (火)

はんこで遍路⑦

第七回

  

  

045c  峠の下に、次の札所の屋根瓦が鈍く光っています

 汗をかいて登ってきた苦労が半分報われるときです

 これから山道を下り、あの寺に向います

もう少しで着きます、ひとガンバリしましょう

046c  赤い涎掛けのお地蔵さんが並んでいます

 みんな合掌して、遍路の無事を祈ってくれています

 お地蔵さんに会ったら挨拶をしましょう

 片手を軽く挙げて会釈をすればよいのですから簡単でしょう

047c  そうこうしている内に、もうお寺に着きました

 この石段を上れば、あの塔のあるところが

 札所です、疲れていますが、もうすこし

 歩きましょう、あの石段の上まで

 

051c 遍路の途中で、お接待を受けることがあります

 決してことわりません(私の場合は)  

 その人もお接待をすることで一緒に遍路することが出来るのです

 断らずに、ありがたく頂きましょう

 桃・文旦・枇杷・飴・お菓子・ジュース・冷たいお茶・現金 色んなものを接待されます

 みんな大事に使わせて頂きます

050c  時には、言葉のお接待もあります

 「ごくろうさまです」「おつかれさまです」

 子供たちとも挨拶を交わします 「おはよう!」

「おはよう!」元気に朝の挨拶をします 

 056cそろそろ、今日の宿を決めなければ、昨日予約できなかったのです

 携帯電話を取り出して、今日の宿に電話をします.

 「歩き遍路です、一人ですが、今日泊れるでしょうか?」

 「大丈夫ですよ、お名前と携帯番号をお願いします」

「○○△△です、電話は×××・・・・・・、□□時頃着きます」

「気をつけて、ゆっくり無理しないで来てください」等と話をして

今日の寝る場所を確保します 

 

16日目:→別格⑥大善寺               30Km

17日目:→37岩本寺                 32Km

18日目:   歩くだけ                 30Km

                      累計     516Km

                   残り約       820Km

 

 

「山道に蛇が死んでいる」

「とかげ飛び出した炎天の道」

「鈴の音させ老遍路過ぎる」

「手水の水ぬるく木陰はない」

「川風冷たく木影に座る」

「地蔵並ぶ赤き涎掛け並ぶ」

「地蔵に雨蛙が一匹雨降る」 

 

 

size  15×15mm

 

日々の様子は カテゴリー 「旅のおまけ」をクリックしてください

少しずつ入れています

 

 

 

 

 

| | コメント (7)

2009年8月17日 (月)

メモ書き③

はんこの合い間の息抜きにメモ書きを載せてみました

 

001  

 

 

 

 

 

  

 

岩本寺を出て、初めて海をみるのが、土佐佐賀です

ここは「ホエールウオッチング」の基地でもあります

この町を抜けた先の岬にあるのが「佐賀公園」です

海岸に沿って広がる雄大な公園です

大きく二つに分かれていますが

太平洋の広い海を見るのに最高の場所です

子供の遊び場もあり、土佐くろしお鉄道の駅もあり

毎日でも行きたくなる公園です

そうそう、土佐佐賀のスーパーで買った、お弁当をこの公園の

よく海の見える場所(どこでも見えますが)で食べました

その時に描いたのがこれです

もっと荒々しい岩肌だったのですが、筆ペン一本では

現しきれませんでした

あと2枚だけ次の機会に紹介します

| | コメント (4)

2009年8月16日 (日)

はんこで遍路⑥

第六回

 

色んな天気の日を歩いていかなければなりません 

037c

 (雨の日は歩かずにのんびりと過ごすのもありですが)

 なるべくなら、よい天気の日に歩きたいものです

 黒い雲が低くたれ、今にも雨が降りそうな

そんな日にはついつい急ぎ足になってしまいます

038c

 雨が降ってきました

 雨支度を軒下を借りて整えたり、大きな木下で

 バス停で遍路休憩所でやったこともあります

 準備万端整のい、歩き始めると、雨もまた楽しです 040c

  真っ暗なトンネル通らなければならない場合もあります

 歩道のないトンネルや灯りのついていないトンネルもあります

 びくびくしながら足元に注意して出口の明かりが見えたときは

 041cほっと!するものです、今では笑い話にもなりますが、嫌なものです

 橋の上を歩くときは、このように、金剛杖を手に持って

 歩き、決して杖をついてはいけません

 地蔵寺の大銀杏や

044c

 大山寺の大銀杏の緑がまだ若緑だった頃に

 一番札所から歩き始めたのですが

 気がつくと、川沿いの紫陽花も

満開となり、行く先々で目を楽しませてくれました

043c

 紫陽花の道のウォークに参加したり

 遍路仲間と一緒に歩いたのも紫陽花の花の咲く

 川沿いの道でした、遍路道の花は

お遍路たちを慰めてくれます

042c

 そんな花たちも、遍路の終わることには

 夏の花、夾竹桃がピンクや白い花を咲かせて

 道を飾ってくれました

 

13日目:28大日寺→29国分寺→30善楽寺→31竹林寺  34Km

14日目:32禅師峰寺→33雪蹊寺→34種間寺         30Km

15日目:35清滝寺→36青龍寺                  18Km

                               累計   425Km

                          残り約       900Km

 

 

 

「空青く砂浜で寝ころぶ夏」

「雨しぶき長い峠にけむる」

「洗濯物を干し一緒に寝る」

「まぶしく光る鯨の海つづく」

「炎天に干からびそうな蝸牛」

 

 

size 15×15mm

 

 

 

| | コメント (4)

2009年8月14日 (金)

はんこで遍路⑤

第五回

歩き始めは、慣れなかった宿の予約も、だんだん慣れてきたころには 

029c_2  山道を何度も経験し、歩き方も

 慣れて、自分のペースで歩けるように

 なってきます、坂道では下を向くことなく

 前を上を見つめて歩いて行きます、あの角まで、あの石までと

 目標を作って歩けば、いつの間にか辛い坂道も終わってしまいます 

030c_2  久百々の民宿を出るときには、ぼんやりとした

 太陽が昇り、静かな海面に穏やかな光を投げて

 きらきら輝き始めるそんな時でした

 海岸にはテトラポッドが黒い影になっていました

031c  ちょうど田圃の稲がどんどん伸びているときだったので

 始めは水が見えて弱々しかった稲も緑も濃くなり

 束も太く育ち、風が吹くたびに風の道を教えてくれるように 

 なって、畦道を歩くのが楽しくなっていました

032c  野の仏が多く奉られており

 それらにご挨拶をするのがいつの間にか私の日課に

 なっていました

 海には小さな島が多く浮かんで、白い波が寄せて

033c  海の色は美しく、疲れた目を休ませてくれます

 海の向うは、亜米利加大陸です

 その遠い海を越えてやってきた波が

 今、あの島に打ち寄せているなんて、途方もない思いを

したりするのも、海がきれいなせいに違いありません

034c  どこまでもどこまでもどこまでも

 つづく道に思えることもあります

 こんな時、途中で立ち止まり、遍路の意味を

 考えたりすることもあります

035c こんもりと繁った木々の向うに塔が見えます

あの塔は目的の札所に違いありません

急に疲れた体に力が湧いてきます

こんな塔やへんろ標識に力づけられて、なんとなくなんとなく

歩き続けてしまいました

 

 

十日目:24最御崎寺→25津照寺   22km ○田旅館ここ宿に泊まりたくて

十一日目:26金剛頂寺→27神峰寺  36km 民宿

十二日目:  ただあるいて             27km  阪神の兄貴の来る魚の旨い民宿泊まり

                                       累計  343km

               残りは   1000km

 

日々の行動詳細は カテゴリー「旅のおまけ」をクリックして下さい

    途中まで入れてます 

 

「振り返る岬は青く越えてきた道」

「何話すでもなく遍路二人連れ」

「波音も太平洋を越え来たか」

 

size 15×15mm

我現在小冊子原稿作成進行中月末完成目標也

| | コメント (10)

2009年8月12日 (水)

はんこで遍路④

 第4回 

 目の前の山を越えて行けと、へんろの道しるべが示しています 

020  山道に入る前に、一息入れて

 汗を拭いて、水を一口飲んで

 歩き出します、一歩一歩ゆっくりと歩いて

 あの山を越えよう 

021  山道に入ると、へんろ道のところどころに

 「へんろ道」  「頑張れもう少し」 だとか

 「南無大師遍照金剛」  とか書かれた

          遍路の大先輩たちが後に続く遍路達に残した 

019  札が木の枝にぶら下がっています

 この札を見ると、「道は間違っていなかった」

 「もう少し頑張ろう」と思い力が湧いてきます

時々、しばらく遍路が通らなかったのか、くもが巣を張っている

023  事がありました、こんな時、杖で払いながら

 歩いたものです。  時には鎖場のあり

 急な坂道を登っていかなければいけない道も

あります    鎖を握り、杖で支えて、上っていきます、

022  急な坂道でした

 殆どの札所には、長い石段が用意されています

 見上げるとあれで終わりかと思わせて

そこまで上がっていくと、また石段が出てくることが多くあります

修行修行とつぶやいて、上りきったときの気持ちよさを

味わうために上っているのかもしれません

  

「あの山を越えてきて緑濃く」

「ドクダミの花白く波音を聞いている」

「朝の日やわらかに山肌に射す」

「へんろ道荒れて白い花ある」

「白い花咲くへんろ道に雨ふる」

   こうして、昨日も今日も明日も歩き続けます

 

七日目:22平等寺→23薬王寺    日和佐泊   33Km

八日目:別格④鯖大師          宍喰泊    34Km

九日目:                   佐喜浜先泊 27Km

                        累計    258Km

                        残り 約 1100Km

 

 

size  15×15mm  

 

 

| | コメント (8)

2009年8月10日 (月)

はんこで遍路③

第三回

遍路は色んな道を歩いて行きます 

011

ある時は山の道を歩き山の若緑に染まり

山にすがすがしさに包まれます

山道は苦しいけれど、峠についた時の景色や

爽快感は忘れることが出来ないでしょう

         大きな川小さな川をいくつも渡って行きます

012

小さな川の小さな橋を渡れば鮎がきらりとひかり

澄んだ川の水にすいこまれてしまいそうになります

吉野川・仁淀川・そして四万十川の流れを

渡りきれば「修行の地 土佐」も半ばです 

013

野の道を歩くときは風を感じて歩きます

草が風で流れ風の行く先を教えてくれます

雲の流れる先が、今日の私の行く先だったことも

         ありました、花の咲く道を歩くこともあります 

014小川の両岸には季節の花が咲き

赤・青・紫の花が遍路道を教えてくれます  

紫陽花が道を教えてくれるだけではありません

015

ところどころにある、まあるくなってひっそりと

立っているへんろ石は長い間遍路達の

心強い味方だったに違いありません

         その大きな指で行く先を教えてくれます

016 雨の日も歩くために、みんな色んな工夫をしています

私は、ザックの中は個別にコンビニ袋に包み

笠はビニールで覆い、体はポンチョで身を包み

          スパッツで足元を固め歩きました

018

竹林を歩けば筍が顔を出し

竹の葉が道一面に敷き詰められ

空は光を受けた薄緑、緑、そして重なり合った葉っぱの

濃い緑が美しく目を楽しませてくれます

         竹林を吹き抜ける風にさわさわゆれる葉は気持ちよく

         じっと見ていたい。そんな気持ちにさせます         

017

丈夫な紐に取り替えていても

風の強い日は、こうして笠をおさえて

歩きます、笠が飛ばないように飛ばされないように

こうして、昨日も今日もそして明日も遍路たちは

四国の道を一歩一歩歩いています

  

四日目:別格②童学寺→13大日寺→14常楽寺→15国分寺→

     →16観音寺→17井戸寺             32Km

五日目:18恩山寺→19立江寺→別格③慈眼寺    39Km

六日目:20鶴林寺→21太龍寺              21Km

                           累計 約164Km

                           残り 1200Km

「たけのこ伸びて竹のひかりある」

「登れど登れど杉林の雨」

「雨上がりの道シャガの花咲く」

 

 

size 15×15mm

| | コメント (5)

2009年8月 8日 (土)

こんなものまで

章魚庵さんへの返事の続き

 

こんなものまで作ることにしました

内容はどのようになろうと、作ったはんこは全部のせることにしました

Photo表紙のイメージです

題は「108箇所遍路旅」(仮題)

今回の遍路の思い出を彫った

はんこの記録用です

表紙のはんこは

四国へ渡る時に見た

本四架橋からみた

瀬戸内海の島々としました

size  A6 

0102  

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↑ 1~2ページ

0304  

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↑ 3~4ページのイメージ

 

「はんこで遍路」と同時並行で作っています

かなりのページになりそうなので、苦手な文章を考えるのが

大変になりそうですが、なんとか完成させたいものです

| | コメント (2)

はんこで遍路②

第二回

いよいよ遍路に出ます

前日の夕方に一番札所前の宿に着き

そのまま遍路用品店に行き、必要なものを買い揃えました

①白衣 ②輪袈裟 ③金剛杖 ④菅笠 ⑤納経帳・・・・・ (約1万円)

宿では見知らぬ人と

明日からの遍路の不安を話しながらお酒を飲んで盛り上がります

「ちゃんと歩けるだろうか?」

「宿はどこまでとったのですか?」

「雨の日の用意は?」

「荷物はどれだけ・・・・・」等々の声が聞こえ

宿の女将さんが、上手く答えてくれ、不安をなくしてくれます

楽しいひとときはあっという間に過ぎ

それぞれの部屋に戻り、遍路の最後の準備をします

忘れ物はないかと荷物を部屋中に広げて確認したり

笠の紐を丈夫なものに取り替えたり

納め札に名前を書いたりして

少し興奮したまま早く布団にはいります。

翌朝は食事もそこそこに

新しい白衣を着て輪袈裟をつけ

ザックを背負い笠を被り金剛杖を持って

一番札所霊山寺に向います、宿から真っ直ぐ歩くと信号機の向うに

山門が見えてきます、006 山門に着くと、一礼してから境内に入ります

手水で手と口を清め、鐘を突き、本堂に向います

本堂では、合掌一礼、灯明、線香を立て

お賽銭を納め、納め札を箱に入れ、お経を唱えます

010

2年前の作法をちゃんと覚えているようです

そういえば、檀家の人が掃除をしていたな 

水が打たれ、境内が綺麗になって 

庭の花が水にぬれ咲いていました 

007

納め札の箱にはいっぱいに入っています 

般若心経を唱えるときは、邪魔にならないように 

端によって立ちます 

         終わると、ザックを肩に忘れそうになる杖を持って 

008

大師堂に向かい同じことをします

本堂と大師堂でのお参りが済んだ後に

「四国霊場八十八箇所奉納経帳」を 

          ザックから取り出し納経所に行きます

009 納経帳に朱印とお寺の御本尊やらお寺の名前などを

(?)書いて頂きます

確かに納経しましたよという証明書です

私はよくここで次の札所への道を確認していました 

それから、時には昼食を食べたり、水を飲んだり 

お寺の建物を見て廻ったり、お庭を拝見したりしたあと

忘れ物をしないように注意して、次の札所に向います

山門を出るときも一礼することを忘れずに

これが今回の1~3日目までの歩き日程です

 

一日目:01霊山寺→02極楽寺→03金泉寺→04大日寺

→05地蔵寺→別格①大山寺→06安楽寺→07十楽寺(宿坊で泊り)約28Km

二日目:08熊谷寺→09法輪寺→10切幡寺→11藤井寺 (民宿泊)約21Km

三日目:<<最初の遍路ころがし>>  12焼山寺→     (旅館泊)約24Km

最初のうちは無理をしないで、歩く距離も短くして、まず歩くことに

なれることにしています。

  

「炎天を歩いて大公孫樹の影は濃く」

「木影涼しく犬も昼寝するか」

「乾いた坂道は暑く続いている」

「川風に吹かれ足は水に」

「つつじしゃが遍路の山は花盛り」

「蛇蚯蚓百足も行くか遍路道」

「どこからか鈴の音する杉木立」

「轢かれた蛇は乾いて横たわる」

   

  こんなことを言いながら遍路してました

size 15×15mm

| | コメント (7)

2009年8月 3日 (月)

はんこで遍路①

取り込んだところから少しずつ

はんこでの遍路に出発したいと思います

第一回は、遍路に出る前に大事な相棒たちを紹介します

 001001

 遍路の大事な相棒の靴です(7/27紹介)

 1340キロ程でしたが、二本の足で

 歩くのですから、足を守ってくれる

靴は大事な相棒です、こいつのおかげで、足を故障する

こともなく、元気に歩くことが出来ました

002

金剛杖は歩く力を増してくれます

坂道では支えにもなります

鈴の音も励ましになります

杖は八十八箇所を廻ると約5cm程

擦り減ってしまいます

こいつも大事な相棒のひとつです

菅笠は日除けにも雨除けにもなります

遍路の象徴のようなものです

紐は必ず取り替えましょう、強い風に吹き飛ばされますよ

 003 

 ザックがなければ、何一つ持ち運び出来ません

 荷物の量を制限して、必要最小限のものしか

持ち運びしません、余分なものを持てば重たくなり

疲れることになり楽しく気持ちよく歩くことが出来ません

宿を出るときは軽いのですがお昼過ぎると肩にくい込み

重さが肩に腰にきいてきます

左右のポケットには、スポーツドリンクと地図が入っています。

このほか、「白衣」と「輪袈裟」も必需品です

帰ってきて記念切手をひとつ

00588 (88円遍路切手)

作りました、使用は出来ませんが

前回も作りましたので、

二度目の非公式切手です

 

遍路に出たいと思っているあなたに

 

歩く前には、歩く練習をしなければ1200Km以上を歩けません

10~15Km以上を負荷をかけて歩く練習をしていれば大丈夫です

10Km歩ければ 20Km/日は歩けます ←(阿波の国は一日これくらい)

20Km/日を何日か歩いていれば、30km位はいつの間にか

歩けるようになってきます

大丈夫  遍路に出るために まず10Km歩くことから始めましょう 

次回にはもっと沢山取り込んでいるはずですから

少しだけ 首を長くしてお待ち下さい

では次回からは、歩き始めます

 

 

| | コメント (10)

2009年8月 1日 (土)

彩色まで

彩色までなんとか終わりました

あれから数が増えて124個になりました

124顆のはんこの大半は15mm角なので

彩色には少しだけ神経を使います、色がはみ出ようが

色むらがあろうが構わないのですが、一応気をつけながら

彩色してみました。

↓ はんこは 自然石  長方形  15×15mm  18×18mmで

作られています

090726  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

↑ このように新聞紙の上に並べて乾かしています

  とりあえず、最後まで彫り上げたものには

  全部に色をつけました、かなり手を抜いたものもあれば

  細かく彩色したものもあります

  彫っている途中で石が硬くて彫れなかったものや

  割れてしまったものもいくつかありました

  さて、これから

  あとで取り出すときに、わかりやすいように並び替えて

  それらしい名前をつけて、パソコンに取り込んでいきます

  少しだけ(出たとこ勝負の)説明の言葉をつけて

  少しづつアップの予定です((予定・予定でなかなか進みませんが)

090726_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拡大してみる人もいるだろうと

↑ 一部を切り取って少しだけ拡大してみましたので、

これを拡大して見てください

ここまで来れば、もう少しなんですが、パソコンに取り込むのが

また一仕事です、考えるだけで、億劫になりますし

数が多いので飽きてしまいはしないかと心配です

彫って・捺して・色を付けてまでは面白い作業ですね

取り込みは忍耐力のいる作業なので苦手です

色も塗り終ったので 

4日から、高野山奥の院に向かって出発です

 

一部でもその前にアップできればよいのですが

| | コメント (5)

« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »