ちょうど一年前
ちょうど一年前に「遊び印」では有名な「天魚」さんの題刻の呼びかけに、ずうずうしくも応募したときの彫る前のはんこの印面です
朱墨を塗った印面に鉛筆で逆に描いて、墨で上から描いたところです
下は位置は左右逆になっていますが、彫って、朱泥(美麗)で捺したところです、まだ彩色をやっていなかった頃なので素朴な感じです、考えることなく思いつくまま彫っていますので内容・技術共に落第点でしょうね
上段左から(説明なし)
①満開の梅
②焼酎の梅割り一枝添えて(是非飲みたい)
③闇夜にどこからか春の梅の香が漂ってくる(風流な・・・)
④山頭火としだれ梅
⑤梅見酒をしながら桜を待つ(いやしさを・・・)
下段左から
⑥東風吹かば匂いおこせよ梅の花(ひねりもなく)
⑦梅一輪開き春の香ただよう
⑧デザインとして紅梅白梅
⑨梅に鶯の図(ただ並べた)
⑩梅の香は蕾のころより薫るもの
一点だけよとお知らせに、この中の2つ3つ出したような気がします
それで採用されたのは
顔を上げた先に、しだれ梅が咲き始めていました
もうすぐ春が来ることを教えてくれます
しばらく見上げていた山頭火は何を考えていたのでしょうか
大きく息を吸い込んで、再び何事もなかったかのように
しっかり前を向いて歩いて行きました
その天魚さんのHPは http://www.ne.jp/asahi/asobi/hanko/ です
私にとっては 西のもぐら庵 東の天魚 と言える 遊び印の先達であり名人・達人です
私はといえば このころも そのまえも そして一年経ったいまも
相変わらずの駄作の多作は変りません
はやく寡作の佳作になりたいものです
size 15×15mm
今日はブログデビュー 一周年記念日です
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コメント
朱に墨で描いた彫る前のもいいですね。
彫る前と彫ったものの文字が違うのは
彫ってる途中の 心境の変化ですか?
天魚先生の印は もぐら庵先生とはまた
違った味がありますね。
投稿: | 2009年3月 8日 (日) 21時33分
一周年ですか?
おめでとうございます。もっと前からのような気がします。
天魚先生ももぐら庵先生も房州や先生も
多作の佳作であり、うらやましい限りです。
ますますのご活躍を!
俺もがんばろ!
投稿: 章魚庵 | 2009年3月 9日 (月) 09時09分
こんばんは。
どれを見ても可愛らしいわ。
確かに、文字が変わっていますね。
「梅蕾有香」もいいですが
「つぼみの頃より」がなおいいですね。
素直な感じがします。
投稿: ひろみママ | 2009年3月10日 (火) 23時59分
名無しのコメントは山豚火でした。
投稿: 山豚火 | 2009年3月13日 (金) 07時53分
いつもはもう少し丁寧に
①朱墨に鉛筆で何度も絵や字を画いては消し書いては消しして
②その絵の上に筆で最終デザインを書き直し
③それから彫るので
基本をあまり大幅に変えることはないのですが、途中で気分が変ったのでしょうね
ようやく一年になりました
二百四十~五十の記事を書きましたが
後から読み返すと
はずかしくなります
途中で気分が変って良かったです
投稿: 房州や | 2009年3月14日 (土) 16時10分