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2008年12月21日 (日)

生死の中

168

今にも雪が降りそうな低い雲

木枯しが冬木立を揺らして

過ぎてゆくころ、その僧は托鉢を続けていました

  

169

誰かに呼ばれたような気がして

振り返ってみたけれど誰もいません

木枯しが枝を揺らしているだけです

  

174 心配していた雪が

とうとう降り出しました

静かに雪が灰色の空から落ちてきます

  

175雪は止むことなく降り続け

とうとう、あたり一面真っ白になってしまいました

体は冷え切ってしまい

手足は凍りつきそうに冷たくなったころ

  

176

雪の原にお堂を見つけました

今日の宿はここに決めました

雪のお堂で今日は寝られそうです

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あの人は(托鉢僧)」カテゴリの記事

コメント

狭いようで広い 広いようで狭い
いよいよ名人の境地ですね。

1×1.2には まさか山頭火は彫れないでしょう
名人のお手並み拝見 楽しみです。

投稿: 山豚火 | 2008年12月21日 (日) 12時57分

art山豚火さん

名人は 山豚火さんの筆ペンで
私は只のハンコ遊び人です

基本的には小さくなれば
どれだけ省略出来るかだと
思っているのですが
どうなんでしょうか

大きいとついつい余計なものを入れてしまう
そんなことってありませんか


連絡したいことあり
次回コメントにメールアドレス
入れていただけませんか?

投稿: 房州や | 2008年12月21日 (日) 22時12分

房州やさんのいつもの感じとはちょっと違った、ニヒルなお坊様ですね。
雪のお堂が素敵です。

投稿: totto | 2008年12月22日 (月) 00時59分

おはようございます。

省略しつくしていくことって
大事で、でも難しいですよね。
私も、制限があると工夫し甲斐があるのでは
ないかと思います。

文章もそぎ落としていくと
言いたいことが端的に表れると思います。
「文章のダイエット」とよく夫は言うのですが。

投稿: ひろみママ | 2008年12月22日 (月) 08時34分

traintottoさん

雪で寒くて
顔も体もこわばっているのでしょう

投稿: 房州や | 2008年12月22日 (月) 12時12分

trainひろみママさん

どこまでが省略で
どこからが手抜きなのかが
難しいですね

俳句みたいになればいいのですが
ついつい説明的なものを
付け加えています
空白が怖いみたいなところがあります


投稿: 房州や | 2008年12月22日 (月) 12時15分

このように、寒空の下をさまよう人が。今年はたくさんいるのではないでしょうか。
釜が崎(東京の山谷のようなところです)の炊き出しにも、20代30代の若い人が並ぶようになっているそうです。

その人たちが、せめて背中を伸ばして眠れるお堂が見つかることを・・・
炊き出しの会へ、小額でも募金をしなければと思っています。

投稿: 森のどんぐり屋 | 2008年12月23日 (火) 11時12分

snow森のどんぐり屋さん

上野公園でも時々炊き出しの光景を見ることがあります
今年はもっと多くの人が仕事も家も無い状況に置かれることになるのでしょうね
何とかしなくては

投稿: 房州や | 2008年12月23日 (火) 12時59分

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