2022年6月27日 (月)
2022年6月20日 (月)
2022年6月13日 (月)
2022年6月 6日 (月)
紫陽花雨
雨と紫陽花とお地蔵さん
六月の雨 小椋佳
六月の雨には 六月の花咲く
花の姿は変わるけど
変わらぬ心を 誓いながら
いくつ春を数えても
いくつ秋を数えても
二人でいたい
(六月の花は多分、紫陽花だろう)
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六月の雨には紫陽花が似合うということで
紫陽花の切り絵をいくつかご覧ください
雨と紫陽花とお地蔵さん①
雨と紫陽花とお地蔵さん②
雨に紫陽花
この葉っぱは郵便局のスロープの横に植えられている
はがきの木の葉っぱを頂いてきて
紫陽花の花を切ってみました
厚手でふわふわしているので
切りにくい素材です
近所の郵便局にあったら
お願いして一枚頂き、
葉っぱに字を書くのも楽しいかもしれません
2022年5月30日 (月)
春の電車
新美南吉の詩・葉っぱの切り絵
前回に引き続き「新美南吉」の詩を切り絵にしました
春の電車
わが村を通り
みなみにゆく電車は
菜種ばたけや
麦の丘をうちすぎ
みぎにひだりにかたぶき
とくさのふしのごとき
小さなる駅々にとまり
以下略
島<B>
島で、或るあさ、
鯨がとれた。
どこの家でも、
鯨を食べた。
髭は、呻りに、
うられていつた。
りらら、鯨油は、
ランプで燃えた。
鯨の話が、
どこでもされた。
島は、ちいさな、
まづしい村だ。
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マテバシイの葉っぱに
向こう向きの「六地蔵」を
切ってみました
季節外れですが
桜の花びらを散らしてみました
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沢山の絵を描こうと思うと
真ん中の葉脈をどう取り込むかいっそ取り込まないかが
問題になります、う~ん
もう一つの問題は
細かな線を切る根気がないのです
2022年5月23日 (月)
桜牛蝸牛
梅雨のはしりかと思えるほど雨の日が多かった1週間でした
随分前に作っていた「新美南吉」の詩を2編と
出来立てのほやほやの桜の葉っぱの切り絵をご覧ください
牛
牛は重いものを曳くので
首を垂れて歩く
牛は重いものを曳くので
地びたを睨んで歩く
牛は重いものを曳くので
短い足で歩く
牛は重いものを曳くので
のろりのろり歩く
牛は重いものを曳くので
静かな瞳で歩く
牛は重いものを曳くので
輪の音にきゝ入りながら歩く
牛は重いものを曳くので
首を少しづつ左右にふる
牛は重いものを曳くので
ゆつくり沢山食べる
牛は重いものを曳くので
黙って反芻してゐる
牛は重いものを曳くので
休みにはうつとりしてゐる
一年詩集の序
生れいでて
舞う蝸牛の
触角のごと
しづくの音に
驚かむ
風の光に
ほめくべし
花も匂はゞ
酔ひしれむ
時期遅れですが桜の葉っぱに
ただただ桜の花びらを散らしてみました
マテバシイの葉と異なり薄くて柔らかくて
またやってみようと思いました
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